KAMAKIRIAD (CD)

 1993年、Donald Fagenの2ndアルバムです。

 AORの大名盤「The Nightfly」から11年を経ての作品で、プロデュースはWalter Becker。

 楽曲・アレンジ・サウンド、いずれについても、完璧主義的、潔癖、職人的なDonald Fagen。

 この作品は、11年のブランクといい、収録曲といい、良くも悪くも、Donald Fagenの完璧主義的な志向が極限まで出ています。

 アレンジやサウンドについては、完璧だと思います。

 それに比べて、楽曲は、なんだか印象に残りにくいです。

 古き良きソウルを現代風にしたような(2)、メロウGrooveとJazzyなギターが心地よい(4)、ゴスペル風コーラスが絡むソウル風な(5)、Jazzyな雰囲気の心地よいスロウチューン(7)。





など気に入ってます。

 (5)は、Stingっぽい感じもする。

 個人的には、楽しめるようになるまで期間を要した、手強い作品です。

 今では、それなりにいい作品だとは思うのですが。











やっぱり、「音楽の楽しさ」が「完璧主義」の餌食になっているような印象を拭えません。

 「Donald Fagenファン」向けの1枚だと思います。

 「Donald Fagen初心者」は、まず「The Nightfly」を聴くのがいいでしょう。

(ファン向けということで「☆-1」させていただきました。

)  ある種の「修行」のような作品です。

 娯楽、快楽、リラックスetcを求める「客」には、あまりオススメしません。