ネコを撮る (朝日新書 33) (新書)

ネコ撮影をライフワークともしていらっしゃる動物写真家岩合さんによる、ネコの撮り方の本。

「かわいいのに、すぐ逃げちゃう」「動いちゃう」「シャッターチャンスと思ったらもう遅い」など、一般人が普通にネコを撮るとき起こりがちな問題点に答える本ともいえる。

ネコを探すには、早起きして外へ出て、歩いて歩いてみること、ネコ好きな自分を中心とするのではなく、ネコの立場、目線に立って考えることなどを説いている。

猫を追いかけると逃げてしまうが、猫にしてみれば巨大な動物が走りよってきたわけだから、逃げるのも当然なのである。

まずは挨拶をして、ネコの関心をひきつつ、距離をとりつつ、相手に見定められ、撮影を許可(?)されていく。

つまるところ、ネコを撮影できるということは、ネコにも受け入れられるということで、本書はそのプロセスを、様々な方面から経験をもとに書いてある。

冒頭の16ページはカラー写真で、本文中の写真は全てモノクロであるが、どれも非常にかわいく、よくこんな場面が撮れたなあと思える写真ぞろい。

巻末はネコ科およびパンダを紹介。

ネコだけでなく、動物全般への愛情と、ヒトとネコとの密接なつながりが感じられる一冊。

とてもかわいい子猫しおりつき。