このCDは編曲物も含めた6人の作曲家の作品を収めたバロック・チェロ・ソナタ集で、シュタルケルの高潔とも言える音楽性、そしてバロック音楽への造形の深さと鮮やかなテクニックの冴えが顕著な1枚だ。
バッハだけが1963年、その他の曲は66年のセッションだが、マーキュリー・リヴィング・プレゼンスの高音質録音も魅力のひとつだ。
ピアノ伴奏はステフェン・スウェディシュで、バッハのみ彼としばしば協演したジェルジ・シェベックが受け持っている。
ちなみにこのCDもコレクターズ・エディションに加えられた1枚で、今回ルビジウム・カッティングによる再発になった。
セット物を買う以外には入手が困難になっていたので復活を歓迎したい。
6曲の中でもボッケリーニのソナタでの、ふくよかな音色を活かしたシンプルだが大らかで格調の高いカンタービレは彼ならではの表現だ。
一方ヴィヴァルディのホ短調ソナタはピエール・フルニエのオーケストラ伴奏付のアレンジで知られているが、フルニエのロマンティシズムに溢れる解釈とは異なった、バロックの様式を踏まえたすっきりした演奏が特徴で、前者とは好対照をなしている。
またロカテッリで聴かせるヴァイオリン顔負けの胸のすくようなシャープな切れ味の良さと剛毅さも心地良い。
最後に置かれたバッハのガンバ・ソナタト短調での音楽的な強い推進力と個性的な奏法は、ヴィオラ・ダ・ガンバで演奏するのとは一味違うが、彼の語法には独特の説得力があり、この曲の可能性を広げた表現と言えるだろう。
バッハだけが1963年、その他の曲は66年のセッションだが、マーキュリー・リヴィング・プレゼンスの高音質録音も魅力のひとつだ。
ピアノ伴奏はステフェン・スウェディシュで、バッハのみ彼としばしば協演したジェルジ・シェベックが受け持っている。
ちなみにこのCDもコレクターズ・エディションに加えられた1枚で、今回ルビジウム・カッティングによる再発になった。
セット物を買う以外には入手が困難になっていたので復活を歓迎したい。
6曲の中でもボッケリーニのソナタでの、ふくよかな音色を活かしたシンプルだが大らかで格調の高いカンタービレは彼ならではの表現だ。
一方ヴィヴァルディのホ短調ソナタはピエール・フルニエのオーケストラ伴奏付のアレンジで知られているが、フルニエのロマンティシズムに溢れる解釈とは異なった、バロックの様式を踏まえたすっきりした演奏が特徴で、前者とは好対照をなしている。
またロカテッリで聴かせるヴァイオリン顔負けの胸のすくようなシャープな切れ味の良さと剛毅さも心地良い。
最後に置かれたバッハのガンバ・ソナタト短調での音楽的な強い推進力と個性的な奏法は、ヴィオラ・ダ・ガンバで演奏するのとは一味違うが、彼の語法には独特の説得力があり、この曲の可能性を広げた表現と言えるだろう。