あとがき (大型本)

見開きにひとつ作品があるようだ。

ならば・・・えいやっ、とページを開き、たまたまそこにあった話しをよむことに。

目に飛び込んで来たのは、淡いクリーム色の画面。

右上にタイトルがある。

食べ物の話し? そこには口に入れた瞬間、うまさの方に意識が向いて、ずーと見過ごしてきた事が描かれてあった。

あっ、行ったことある、こんな感じの場所に。

ボクも薄れた記憶の片隅にみつけることができた。

よし、他の作品もよんでみよう。

しばし余韻に浸ったあとで決めた。

未来か、現在か、過去か、と問われれば完全に過去を描いた作品だ。

記憶という広大で雑多な海の中から、子どもの頃に持っていた宝物を見つけたような読後感。

あの時を振り返る貴重なきっかけをくれる。

だからつまりあとがきなんだね。