トライアングル [DVD] (DVD)

他のレビュアー諸氏と全く同感ですね。

あなたが、仮に、この作品について何の先入観もなしで拙レビューを読んで頂いているのなら、それはとても幸運な事です。

まずは、騙されたと思って、レンタルで良いからこの映画を探して借りて観て下さい。

その際、間違っても、パッケージの表裏のキャッチ・コピーと解説には一切目を通さないように。

何故なら、そこにはこの映画の肝となるトリックがしっかり明示してあるからです。

また同様に、このページに掲載されているソフトのパッケージ写真でもそれを確認出来るので、見たい事をじっと我慢する事が肝心です(笑)。

販売元からすれば、スタッフ・キャスト共に無名で映画の知名度自体も高くない点を考えると、いかにしてユーザーの関心を惹きつけるか腐心するのも理解出来ますが(実際、自分はその解説を読んで鑑賞したクチですが)、やはり、だからこそ、このプロットは一切知らないで映画と対峙した方がより楽しめるものだと確信します。

で、以下は、内容についての記述になりますので、くれぐれも御注意を。

主人公を襲う災厄。

しかも、それが恐怖を加速させながら絶望的なまでにエンドレスで続く。

同じシチュエーションでも、自分ともうひとりの自分のパートが連環しながら何度も描かれる。

時系列を操りながら、散らばめられた伏線が映画が進むほどに明らかになるのと同時に、微妙に新たな展開も描かれるので、観る側の興味を最後まで引っ張る。

これはデジャヴかメビウスの輪か、ラストに近づくにつれ、予感が確信に変わり、ナルホド、これが彼女の運命なのね、と戦慄を覚えながらもナットクする。

何故、彼女はこのような状況に陥ったのか?作り手は明確に描いている訳ではないが、その理由付けはある意味パターンだけれども、やっぱり哀切で物悲しい。

さっき、先ずはレンタルで良いからと言ったけど、オモシロいと感じた方なら、繰り返し観たくなる(即ち、購入したくなる)衝動に駆られるんじゃないかと思う。