ザ・タイガース・フィナーレ (CD)

昔、「ヤング720」という、タイトル通り朝7時20分から始まるテレビ番組があり、冒頭でいきなりブルー・コメッツ、テンプターズ、スパイダース、タイガースなど、当時一世を風靡したグループ・サウンズが登場。

ジャーン♪とエレキギターをかき鳴らすものですから、私は思わず飛び起き、学校に行くのももどかしくテレビにかじりついていたものでした。

ザ・タイガースを初めてテレビで見た時は、超かっこよく、外人のバンドみたい で、特に、沢田研二さんは当時からスーパースターの予感が・・・。

「銀河のロマンス/花の首飾り」なんて、当時のTHE BEATLESみたいに両A面扱いのシングルも大ヒットしました。

しかし、当時の女子たちを熱狂させたグループ・サウンズブームは、あっという間に下火となり、タイガースも1971年1月24日に日本武道館で行なわれた、この「タイガース・ビューティフル・コンサート」をもって解散。

メンバーはそれぞれの道を歩むことになります。

そして、昨年12月27日の東京ドームで、沢田研二(ボーカル)、岸部一徳(ベー ス)、加橋かつみ(ギター)、森本太郎(ギター)、瞳みのる(ドラムス)そして、加橋脱退後に加入した岸部シロー(ボーカル)という、オリジナルメンバーが44年ぶりに一堂に会する再結成ライブが実現。

先日、私は、この模様をBSで見ることができました。

若かりし面影を残しているのは、瞳みのるさん(解散後、慶應義塾高等学校の教師になられたのは有名な話。

私の同級生の弟はその授業を受けたそうです)のみで、皆さん随分オジサンの風貌になってしまいましたが、サポートメンバー無しの正真正銘5人による演奏はタイトなものであり、感激しました(岸部シローさんは病を押しての登場)。

曲間のスピーチもユーモアに富んだもので、時代を生き抜いた者たちにしか形成できない年輪のようなものを感じました。

この東京ドームのセットリストは、「タイガース・ビューティフル・コンサート」を彷彿とさせるものであり、皆さんが互いに微笑みを交わしながら楽しそうに演奏している姿を見て、青春時代を共有し、大切にしているっていいことなんだなあ、と思いました。

メンバー間の確執も、還暦を超えれば、ひとつの笑い話になるようです。