アメリカン・ニューシネマの代表作の一つ。実在の西部のお尋ね者、ブッチ・キャシディ(P.ニューマン)とサンダンス・キッド(R.レッドフォード)の破滅までを描くが、悪を糾弾するのではなく、悪党としてしか生きられない2人の憎めない人間的魅力を、絶妙のユーモアをブレンドして描いた大傑作。ラストのストップモーションはあまりにも有名で、ドラゴン怒りの鉄拳等に影響を与えている。雨とは無縁の映画なのに、バート・バカラック作曲の主題歌「雨にぬれても」が大ヒットしたのは不思議だが、この映画にマッチしているのは確か。「卒業」とともに、ニューシネマを駆け抜けた天使、キャサリン・ロスも忘れがたい。これだけの名画なのだから、40年以上前の映画だからとあきらめないで、画質を向上させてほしい。2人を追いかける松明の微かな火等は鮮明な画面で観たい。HDニューマスターを望む作品だ。