新興大国 権力者図鑑 (単行本(ソフトカバー))

2011年9月21日リリース。

副島隆彦氏監修による『権力者図鑑』の第三弾である。

相変わらずの調査力で新興大国14カ国・86人の超富豪を『写真付き』で紹介してくれている。

今世界の鍵を握っているのはBRICsなのは市場を知るものの共通認識だと思う。

米国債を最も多く所有している中国、金の公的所有量が824.8トンと最近滅茶苦茶買っていて、日本を抜いて第8位となったロシアなどが、格付が下がりっぱなしで、ユーロの価値をどんどん下げているPIGSと好対照に世界の経済をリードしている。

故にここに登場する面々を知ることはこれからの経済の動きを知る上で極めて重要となる。

それ故に副島氏は第3弾としてこの『写真集』を出したのだと思う。

すばらしい。

余談だがP.F.ドラッカーの代表作の一つ『断絶の時代』を読まれた方は、あのドラッカーでもこういった新興国が世界で最も重要な役割を担うことになると予想することが出来なかったことを読まれていると思う。

ドラッカーはこの著作の冒頭で1913年と1968年の経済を比べ『経済は変わらなかった』と宣言する(言い切る)。

続いて先進国のメンバーはほとんど同じだと言い切る。

・・・・絶対に違うだろ、今の経済の状況を一つも予想出来ていないじゃないか・・・・、と感じる。

さらに『情報技術はコンピュータなしでも成立する。

』と言い切っている(16ページ)。

あのドラッカーでも予想を間違うくらいに今の世界は新興国のパワーは凄いものだということだろう。

そういう新興国の『顔』を知るためにもかなりわかりやすい『写真集』だと思う。