著者がこれまで各種雑誌等に掲載してきたインタビュー記事をまとめた作品で、まあ本のつくりとしては非常にお手軽なのだが、なかなかどうして面白い。
小説家を中心に、漫画家やアーティストから編集者やウェブデザイナーまで、「物語」をつくるプロたちの創作論や仕事の流儀などが多種多様に語られており、(著者の意見は書かれていないので)読む側が勝手に比較考察しながら通読していくと、現代において「物語」を創造するとはいかなることか、という刺激的な問題について色々なアイデアがうかんでくる。
というような思弁的な読みを許容するとともに、現代でも指折りの人気・実力をもつ創作者たちの作品づくりに際しての苦労話や工夫したポイントやファンとのかけひきなどを知ることができるだけでも、楽しい読書はできる。
欲をいえば、ほかにも舞台関係の人や落語家(あるいは難しいだろうが宗教家)など、さらに幅広いジャンルの「物語」の作り手の話も一緒に並べてほしかったとも思う。
小説家を中心に、漫画家やアーティストから編集者やウェブデザイナーまで、「物語」をつくるプロたちの創作論や仕事の流儀などが多種多様に語られており、(著者の意見は書かれていないので)読む側が勝手に比較考察しながら通読していくと、現代において「物語」を創造するとはいかなることか、という刺激的な問題について色々なアイデアがうかんでくる。
というような思弁的な読みを許容するとともに、現代でも指折りの人気・実力をもつ創作者たちの作品づくりに際しての苦労話や工夫したポイントやファンとのかけひきなどを知ることができるだけでも、楽しい読書はできる。
欲をいえば、ほかにも舞台関係の人や落語家(あるいは難しいだろうが宗教家)など、さらに幅広いジャンルの「物語」の作り手の話も一緒に並べてほしかったとも思う。