日本人のキメ細やかな感情を織り込んだ作品を多数製作,一時日本映画界では黒澤明と並び称された木下恵介の伝記と作品を解説した本です。
黒澤との対比で論じている点,また木下が何故,現在忘れ去られた存在になってしまったかのかに着目している点がユニークです。
彼の作品の特徴はかつての日本人の独自な情感を描くことにあったのですが,それらが現実の家族,地域から消失していくとともに,彼の作品も理解されなくなった,テレビドラマへの転向で生き延びをはかったが,そこでも存在の根拠をなくしていった,というのが結論です。
「陸軍」「野菊の如き君なりき」「お嬢さんに乾杯」「善魔」「二十四の瞳」「日本の悲劇」「女の園」「喜びも悲しみも幾歳月」などは既に観ましたが,この本を読んで「香華」「永遠の人」なども観たいと思いました。
「木下学校」と言われるほど監督や俳優を育てた貢献は大きいとの指摘に納得しました。
黒澤との対比で論じている点,また木下が何故,現在忘れ去られた存在になってしまったかのかに着目している点がユニークです。
彼の作品の特徴はかつての日本人の独自な情感を描くことにあったのですが,それらが現実の家族,地域から消失していくとともに,彼の作品も理解されなくなった,テレビドラマへの転向で生き延びをはかったが,そこでも存在の根拠をなくしていった,というのが結論です。
「陸軍」「野菊の如き君なりき」「お嬢さんに乾杯」「善魔」「二十四の瞳」「日本の悲劇」「女の園」「喜びも悲しみも幾歳月」などは既に観ましたが,この本を読んで「香華」「永遠の人」なども観たいと思いました。
「木下学校」と言われるほど監督や俳優を育てた貢献は大きいとの指摘に納得しました。