副題は「髑髏が語るもの」本論はその副題の通り、発掘された遺骨の分析、同時に出土した刑具や墓誌、竹簡の分析などから始まる。
そのまま出土文書つながりで中国古代史を学んだものなら誰でも知っている雲夢秦簡から秦漢時代の刑罰についての本論に入っていく。
秦漢と一言で言っても刑罰体系はかなり異なる。
秦の罰金刑・肉刑は漢には存在しない。
漢代には基本的には秦の刑罰体系を継承しながら抜本的な改革が行われ、体系の再構築が行われたことを文献資料を丹念に読み解いて実証している。
罰金刑を労役刑の体系の中に組み込んだこと、労役刑は労働の質から量へと変化していったことなど・・・秦から漢にかけての社会情勢の変化や公羊学を中心とする儒家思想の影響などの背景を探りながら変化の実相を探っている。
また心情を重視した量刑や残虐性の欠如など西洋や現代とは異なる秦漢時代特有の刑罰体系についての言及も理解を進める腕非常に益するところであった。
読了しての印象は「副題はなに?」といったもの。
副題は読者の嗜虐性を高めるようなものであるが、内容は至って正当な中国史の範囲を出るものではない。
また「はじめに」で触れている西洋絵画についても「著者の趣味であって、ほとんど本論と関係ないよな・・・」とも感じた。
まあ、このあたりは一般書だから許される範囲だと思います。
そのまま出土文書つながりで中国古代史を学んだものなら誰でも知っている雲夢秦簡から秦漢時代の刑罰についての本論に入っていく。
秦漢と一言で言っても刑罰体系はかなり異なる。
秦の罰金刑・肉刑は漢には存在しない。
漢代には基本的には秦の刑罰体系を継承しながら抜本的な改革が行われ、体系の再構築が行われたことを文献資料を丹念に読み解いて実証している。
罰金刑を労役刑の体系の中に組み込んだこと、労役刑は労働の質から量へと変化していったことなど・・・秦から漢にかけての社会情勢の変化や公羊学を中心とする儒家思想の影響などの背景を探りながら変化の実相を探っている。
また心情を重視した量刑や残虐性の欠如など西洋や現代とは異なる秦漢時代特有の刑罰体系についての言及も理解を進める腕非常に益するところであった。
読了しての印象は「副題はなに?」といったもの。
副題は読者の嗜虐性を高めるようなものであるが、内容は至って正当な中国史の範囲を出るものではない。
また「はじめに」で触れている西洋絵画についても「著者の趣味であって、ほとんど本論と関係ないよな・・・」とも感じた。
まあ、このあたりは一般書だから許される範囲だと思います。