どんな数字でもゼロを掛けると答えはゼロです。
ひと組の夫婦が「1+1」だとすると、一人がいなくなっても一人が残れば、答えは「1」。
でも「1×1」の場合は、一人が「0」になるとすべてが「0」になってしまいます。
(本文より)いろいろな夫婦の形があると思います。
しかし倉嶋さんの場合、まさに一心同体だった。
だからこそ奥様の死が引き金になってうつになった。
自殺まで考えたその気持ちの揺れが、淡々と書かれていきます。
単に「うつ」の参考図書としてだけでなく、夫婦のあり方を考えるためにも感動できる本でした。
語り口に気負いやおしつけもないから、すーーっと読めます。