台湾という新しい国 (単行本)

 2010年、元駐日台湾大使・許世楷(コー・セーカイ)・盧千恵(ロー・チェンフィ)御夫妻の著書です。

 まずはじめに。

 本書は、2005年刊「台湾は台湾人の国」に、その後の台湾の状況を踏まえた新たな「第八章・台湾国への道のり」(20ページほど)を加え、第七章までに加筆修正を加えたものです。

 許氏・慮さんは、台湾の生まれで、日本に留学中に知り合い結婚。

 台湾独立運動をされていたので、ブラックリストに載り、1992年まで台湾へ帰国できませんでした。

 ちょうど、金美齢さんと同じ年代です。

 本書は、ご自身のエピソードを交えながら、台湾の歴史から、御夫妻の台湾独立運動、近年の台湾情勢まで、書かれています。

 日本での柳文卿事件は熾烈ですし、台湾での鄭南榕氏の焼身自殺は壮絶で、とてもインパクトに残ります。

 また、アジアにおける日本の役割(= 対Chinaの役割)も認識させてくれます。

  御夫妻が大使として日本に滞在していた期間は、決して良い日本ではなかったはずです。

 それでも、日本の良い点・悪い点双方をしっかり見た上で、親日的であってくださることに感謝です。

 もちろん、苦言も含めて。

  蔡焜燦氏、小林よしのり氏、司馬遼太郎氏が、台湾への関心を高めてくれる本なら。











本書は、時点をより今に近づけて、台湾への理解を深めてくれる1冊です。

 もちろん、「台湾関連・1冊目」としても、Good!です。

 是非、読んでみてください。

 「右から見ても、左から見ても、上から見ても下から見ても、いい本だ」 「読めばもっといいに決まっている」。





と思いますよ。

許さん。