捨て犬や迷い犬を保護し、里親を探して縁組をするというボランティア活動がある。
本書はその活動に取り組んでいる著者の手になるドキュメント、手記である。
著者の北浦氏は、普通に勤めを持ちながら、年間150頭もの犬を世話するという。
生半可な覚悟でできることではない。
動物愛護と口でいうのは簡単だ。
が、わが身を削ってここまで取り組んでこそ、単なる愛玩対象ではない、犬と人間との共生の関係が見えてくる。
本書を読んでそんな気がした。
著者は本職の物書きではないが、なかなかどうして、名文家である。
一読の価値はある。