週刊 東洋経済 2013年 3/23号 [雑誌] (雑誌)

第一特集は、「入門 日本経済 今を読み解く20のテーマ」で計36ページ分あります。

第二特集は、就活問題です。

第一特集は、「入門」と銘打っているだけあって、内容が分かりやすく、要点が掴みやすいです。

東洋経済の記者による執筆部分だけでなく、キー・パーソンへのインタビューも複数あり、私には有益でした。

40の関連キー・ワードについてもそれぞれ簡単な解説があります。

経済問題に対して造詣の深い方にとっては新鮮味のない内容かもしれません。

ただ、私のような経済問題について中途半端な知識しか持っていない人間からすると、知識の再整理に有益でした。

このレビューでは、第一特集について、キー・パーソンへのインタビューを中心に、簡単に紹介したいと思います。

「アベノミクスをどう評価しますか?」というテーマについては、竹中平蔵氏と、池尾和人慶大教授のインタビューが、それぞれ2ページずつあります。

アベノミクスを高く評価する竹中氏と、金融緩和の効果に懐疑的な池尾教授の対照的な意見のそれぞれの要点が理解でき有益でした。

「新総裁の横顔」は、黒田新総裁の元上司の榊原英資元財務官の黒田評です。

榊原氏が、黒田氏を評価していることが分かります。

榊原氏が、岩田副総裁に警戒感をもっているのは興味深かったです。

「デフレ」というテーマに関しては、吉川洋東大教授が、「賃金の下落こそがデフレの原因」という自説を説明しています。

分かりやすい内容です。

「企業の賃上げ、どうみる?」では、新浪剛史ローソン社長、馬場直彦ゴールドマン・サックス証券 チーフ・エコノミストが、それぞれ、報酬増が持つ意味を積極的に評価しています。

「カリスマアナリストが解説! どうして円安が進んだのか」は、シティバンクの尾河眞樹氏による記事です。

2ページ分ですが、その中で、為替に関する諸問題が的確な説明されており、さすが尾河氏だと思いました。

「TPP参加で農業は壊滅する?」は、賛成派の川口氏と、反対派の森山氏の自民党参議院議員二人のインタビューです。

真っ向から意見が対立していて、自民党内の激しい対立が垣間見えます。

「景気の先行きを占うコツ」では、「景気ウォッチャー調査」の重要性が説かれています。

「景気ウォッチャー調査」は内閣府のホームページで閲覧可能で、各ウォッチャーの回答を読むだけでも役に立つとのことでしたので、実際閲覧してみると、確かに役に立つ情報が得られるので、今後、チェックしていきたいと思いました。

長文になり恐縮です。

全体として、私にとっては、有益な雑誌でした。