小説リンクス 2010年 12月号 [雑誌] (雑誌)

「甘い水」かわい有美子さん、完結です。

行くところまで行きました。

現場でのカラダのキレとか、SPとか観てると結構ビジュアル的にもイメージがわいて楽しめました。

しかしやはり、最後のあれですよ。

もうね、彼にデリカシーって言葉はないらしい!神宮寺かわいそう!でも絶対幸せでしょうあれは。

さすが帰国子女。

(いや、帰国子女に失礼か)羞恥心ってものがない。

だから激しく洋物ポルノの域。

人の内面に恋に落ちたことがなかったと豪語する彼氏が、やっと少し愛を理解・・・しかけている?そんなまどろみに落ちる寸前の描写に胸が熱くなりました。

いや〜いい話でした。

情緒に欠けててここまで色気だだ漏れだったら、情を覚えたらどうなっちゃうんでしょう。

神宮寺がんばれ。

負けるな。

篠先輩が亡くなった同期の呪縛から解き放たれるスピンアウトを読んでみたいな〜相手はすんごいエリートの管理官とか、出世したいじわるな同期とかで。

そんなリクエストしちゃうくらい、しっかりした世界観と人間関係のよくできたお話でした。

終わっちゃって残念〜和泉さんのバロックは過去編なのかな。

さらっとしか読んでないけど、詐欺師と弁護士の馴れ初めっぽい。

まだまだ続く気配。

コルセーア年長組編は、セサームのたらされぶりと、ヤーニの切れ者っぷりの対比が際立つ一話でした。

イラストのときに考証をしっかりしてるからか、安心して作品世界に浸れるんだな。

さりげなくBL界のお宝、貴重な作品だと思います、これ。

ところで恒例の巻頭の短編は八神啓さんという方の政治家×別の政治家の秘書。

お題はマーキング。

知らない作家さんだけど、やだ、すっごくよかった。

こういうビターな感じすごく好き。

短くてもわりとハッピーエンドにしちゃうことが多いのに、これ、ダークなまま終わってる。

簡単にカラダは許すけど跡は絶対残させない秘書殿が好きなだけマーキング許すって誰なんだろう。

気になる。

なんとなくセンセイじゃない気がするけど?三角でも四角でもいい、ディープな人間関係に囚われる秘書ちゃんのお話、ちゃんと長編で読んでみたいな。

次号は、コルセーアの完結と、桐嶋リッカさんの新作ホスト物のために購入予定。

十掛ありいさんの「本音と嘘と真珠の涙」なる作品にも食指が動きます。

「付き合っていた彼氏にひどいことを言われてから、秀はトラウマを抱えていた。

そこに同級生の竜二から恋人になれと言われ・・・」というあらすじ付いてますが、ふっつーに付き合っていたのは「彼氏」で恋人になれと言われちゃうのも名前からして明らか同性なんだな。

改めて、ホントBLワールド全開、異次元なんだな〜ってふと我にかえってみたり。

来年もこの次元から抜け出せそうにありません(笑)