Minimum - Maximum (MP3 ダウンロード)

日本を含む各地のライヴ・ソースを集めた2枚組である。

クラフトワークの場合、ライヴ盤というものが成立し得るのか難しいところではある。

このアルバムでも観客の拍手や声が確かに入っているのだが、まるで効果音のように聴こえてしまう。

遙か昔にぼくも彼らのコンサートに行った一人だが、『Dentaku』を叩きながら演奏した可愛らしさがステキではあったが、ライヴはあってもライヴ盤はあり得ない気がする不可思議なバンドである。

ともあれ昔のクラフトワークと比べて一番感じるのは、ダンサブルになった、ということだ。

このライヴはとても踊れるアルバムである。

音色・スタイルすべてが時代に先駆けていたクラフトワークの『音』は今やすべてに偏在する。

携帯電話などクラフトワークの『音』の集合体・変形合体のようにぼくには感じられる。

ぼくらはそれを今感じながら踊っているのだ。