フランスのシンガー、エマニュエル・ブーズの1979年作4作目である本作は、3つの大曲からなるもっともプログレッシブな大傑作。
ムーグシンセが鳴り響き、スペイシーでサイケな浮遊感と屈折した展開は エキセントリックなヴォーカルともに非常に濃密かつ異様な迫力をもって迫ってくる。
ヴァイオリンが響きわたるクラシカルな大仰さを、宇宙的な壮大さでサイケに包み込んだというべきか、この圧倒される感じというのは、方向性は異なるがアルテミエフの名作にも通じるかもしれない。
振り幅の大きさ、劇的なパワーを詰め込みながら、奔放な優雅さも失っていない。
すごい作品です。