著者はテレビ業界の人間。
放送作家などをしているという。
本書は、「急がば回れ」「ごたごた」「あこぎ」「つつがない」などの慣用句の語源を訪ねた旅行記。
いずれも実際の事件、祭、慣例、伝説などから発生した言葉であり、たとえば「急がば回れ」は滋賀県内の東海道/中山道のルートに起源があるのだ。
そういったものを現地に行って取材し、自分の目で確かめようとしている。
なかなか楽しい企画だ。
勉強にもなる。
読むと、自分でも行ってみたくなる。
ただ、どの篇もイマイチ突っ込みが浅いのが物足りない。
通り一遍の取材しかしていないというか。
このあたり、とてもテレビ的なものを感じた。