イギリスの小説や映画を階級という切り口から分析した本である。
ただ、イギリスの階級について基礎的な知識がないと、イマイチ良く理解できないと思う。
前著『階級にとりつかれた人びと』(中公新書,2001年)あたりを先に読んでから本書に取りかかるのをオススメする。
取り上げられているのは、オースティン『エマ』、デュ・モーリア『レベッカ』、ウェルズ『タイムマシン』、カズオ・イシグロ『日の名残り』など。
小説版と映画版の両方がからめて論じられている。
イギリスに明確な階級が存在することを説明し、その身分差が登場人物たちの造形や行動、しゃべり方に影響を与えていることが示される。
逆に、階級というものを理解しなければ、イギリスの小説は充分に楽しめ/読み解けないのである。
そういったことが、作品ごとに結婚相手を選ぶときの基準だとか、社会的上昇志向だとか、パブリックスクールの役割だとか、テーマを設定して論じられている。
イギリスの小説における階級が、アメリカで映画化されるとどうなるかといったあたりに突っ込んでいるのもおもしろい。
ただ、全体的にまとまりが悪いというか、話が飛びすぎるというか、いささか読みにくい本であった。
ただ、イギリスの階級について基礎的な知識がないと、イマイチ良く理解できないと思う。
前著『階級にとりつかれた人びと』(中公新書,2001年)あたりを先に読んでから本書に取りかかるのをオススメする。
取り上げられているのは、オースティン『エマ』、デュ・モーリア『レベッカ』、ウェルズ『タイムマシン』、カズオ・イシグロ『日の名残り』など。
小説版と映画版の両方がからめて論じられている。
イギリスに明確な階級が存在することを説明し、その身分差が登場人物たちの造形や行動、しゃべり方に影響を与えていることが示される。
逆に、階級というものを理解しなければ、イギリスの小説は充分に楽しめ/読み解けないのである。
そういったことが、作品ごとに結婚相手を選ぶときの基準だとか、社会的上昇志向だとか、パブリックスクールの役割だとか、テーマを設定して論じられている。
イギリスの小説における階級が、アメリカで映画化されるとどうなるかといったあたりに突っ込んでいるのもおもしろい。
ただ、全体的にまとまりが悪いというか、話が飛びすぎるというか、いささか読みにくい本であった。