性に対する価値観や性行為の実態を調べるのは現代でも難しいと思う。
協力してくれる人は限られるだろうし、誰もがあからさまに真実を述べてくれるとは思えないからである。
しかし、本書で著者が自らの体験を通して描き出した日本人の性は、かなり実態に即したものだと思える。
なぜなら、その方が現代人の性を説明する上で都合の良いことが多いからである。
本書で述べられている、男女とも13才くらいになると大人が性行為を実際に教えたことや、貞操観念などと言うものが存在しなかったことなどからすると、現代の性の乱れと言うものは、あくまでキリスト教的倫理観に照らし合わせるからそう見えるのであり、本来の日本人の性意識からすれば特に乱れているわけでなく、逆にキリスト教的倫理観の押しつけが性犯罪を生み出しているように思えるのである。
キリスト教的倫理観の押しつけと言うよりも、日本人自らが作り上げてしまった性の神話に、自らが押しつぶされ、様々な歪みを見せていると言った方が良いかもしれない。
日本人は性と言うものについても再構築する必要があるのではないか、と本書を読んで思った次第である。
民俗学とか性愛論とか言ったものに囚われず、著者の「性の自叙伝」として本書を著した方が、より日本人の性を鮮やかに浮かび上がらせることが出来たのではないかとも思う。
協力してくれる人は限られるだろうし、誰もがあからさまに真実を述べてくれるとは思えないからである。
しかし、本書で著者が自らの体験を通して描き出した日本人の性は、かなり実態に即したものだと思える。
なぜなら、その方が現代人の性を説明する上で都合の良いことが多いからである。
本書で述べられている、男女とも13才くらいになると大人が性行為を実際に教えたことや、貞操観念などと言うものが存在しなかったことなどからすると、現代の性の乱れと言うものは、あくまでキリスト教的倫理観に照らし合わせるからそう見えるのであり、本来の日本人の性意識からすれば特に乱れているわけでなく、逆にキリスト教的倫理観の押しつけが性犯罪を生み出しているように思えるのである。
キリスト教的倫理観の押しつけと言うよりも、日本人自らが作り上げてしまった性の神話に、自らが押しつぶされ、様々な歪みを見せていると言った方が良いかもしれない。
日本人は性と言うものについても再構築する必要があるのではないか、と本書を読んで思った次第である。
民俗学とか性愛論とか言ったものに囚われず、著者の「性の自叙伝」として本書を著した方が、より日本人の性を鮮やかに浮かび上がらせることが出来たのではないかとも思う。