うさこちゃんときゃらめる (4才からのうさこちゃんの絵本セット2) (ブルーナの絵本) (単行本)

うさこちゃんシリーズは、単なる幼児向けの絵本ではない。単純な描写の中にも奥行きを持った世界が存在している。例えば、家族の死という、心の痛みが取り上げられていたりすることも最近になって知り、ちょっと衝撃を受けた。実は本書も、ある意味ショッキングな内容といえる。お菓子をめぐって罪を犯したうさこちゃんが登場するのだ。出来心でやってしまったことなのですが、そのことで悩むうさこちゃん。下手をするとパロディにもみえる内容ですが、母親によるケアまで描くことで道徳的な帰結へともっていってます。彼女の精神的成長も見守りたくなる絵本ですね。