Udu Wudu (CD)

76年発表の6作目。

クリスチャン・ヴァンデ(dr)、ヤニック・トップ(b)、ヘルナール・パガノッティ(b)、クロース・ブラスキス(vo、per)、ミッシェル・クレーリ(k)、ステラ・ヴァンデ(vo)、パトリック・ゴーディエ(k)、ブノワ・ヴィデマン(k) という布陣で発表された作品。

ベーシストが2人いるが、共演という形ではなく2.のみヘルナールが参加しているため。

その2.は後にヘルナールとゴーティエが結成する同名称のグループのためのものであり、この2人は本作の後脱退している。

もう一人のベーシストのトップはマグマのメンバーのゴタゴタのためグループに復帰したものと思われる。

グループはこの年に一旦解散している。

1.はいきなりリズム・ポックスが登場し、ブラスと黒っぽいヴォーカルが入る。

一聴して前作と違った雰囲気を持っていることが分かるが、洗練された美しい和声を聞かせるアンサンブルが絶妙。

アフロ・ジャズ的な曲と言えると思う。

2.は男女の混声コーラスがどこかゴスペル調に聞こえる佳曲。

マグマにしてみればかなり普通の曲に聞こえるが、良く聞いてみると相変わらず独特の和声を聞かせており、彼らの手法が完成されポピュラーな音楽にも接近仕始めたとも言えるのかもしれない。

4.はマグマ流ファンク。

太いベースの音と浮遊するメロトロン風の管楽器音の対比が心地よい。

ブラック・ミュージックに接近した前半の小品は彼らにしてみれば非常に聞きやすい仕上がり。

従来のイメージを踏襲した大作の6.もクセが少なくマイルドな印象を受ける。

骨太のベースが本作の一番の魅力だろう。